2026年5月にお寄せいただいたご相談を振り返ると、職場に関するお悩みが全体の9割以上を占めました。なかでもGWが明けた直後から「やっぱり戻りたくない」「連休中に気持ちが固まった」というご相談が急増し、例年通り5月は退職を真剣に考え始める方が多い時期だと改めて感じました。
2026年5月のご相談傾向
最も多かったのは職場の人間関係(36%)でした。上司との関係、同僚との摩擦、チーム内での孤立感など、内容はさまざまです。「毎日顔を合わせるのがつらい」「自分だけが浮いている気がする」というお声が多く、長期的なストレスが積み重なっているケースが目立ちました。
次いで職場のハラスメント(32%)が続きました。パワハラ・モラハラに加え、「証拠がないので言えない」「相談しても握りつぶされた」という状況に追い詰められていたご相談が多くありました。ハラスメントを理由に退職を決意される方は、精神的にすでにかなり消耗されているケースがほとんどです。
職場のその他(15%)には、残業・休日出勤の常態化、給与や待遇への不満、キャリアの行き詰まり感などが含まれます。「仕事内容は好きだけど環境が限界」というお声も多く、働く場所そのものへの不信感が退職の決め手になっているようでした。
職場の仕事内容(8%)では、業務内容のミスマッチや、やりがいを感じられなくなったことを理由にご相談いただくケースがありました。「このまま続けても成長できない気がする」という将来への不安が根底にあることが多いです。
体調不良(5%)については、すでに心身に影響が出ているにもかかわらず「もう少し頑張らなければ」と踏み出せずにいた方が多くいらっしゃいました。体調が悪化してからの退職では申請できる給付金の種類や期間に影響が出る場合もあるため、早めのご相談が大切です。
制度面でお伝えしたいこと
GWが終わり、退職を考え始めた方にまず知っていただきたいのが「在職中に動き出すことの重要性」です。退職後に給付金を受け取るためには、退職前に医師への受診や会社への確認など、いくつかの準備が必要です。これを退職当日から始めようとすると、手続きが後手に回ってしまいます。
社会保険(健康保険)からの傷病手当金は、在職中に受診・申請の準備を始めておくことで退職後もスムーズに受け取れます。また、雇用保険の失業給付と組み合わせることで、最長30ヶ月にわたって給付を受けられる場合もあります。夏のボーナスをもらって7・8月に退職を検討している方は、6月中に一度ご相談いただくことをおすすめします。
お悩みを抱えている方へ
「毎朝会社に行くのがつらい」「もう限界かもしれない」と感じながらも、次の一歩が踏み出せない方は多くいらっしゃいます。退職を決めていなくても、「自分の場合はどのくらいもらえるのか」を先に知っておくだけで、心の余裕が生まれることがあります。
まずはお気軽にご相談ください。




