4月は新年度のスタートとともに、環境の変化が大きく重なる時期です。異動・昇格・新チームへの配属など、職場環境が一気に変わることで、これまで問題なく過ごせていた方でも限界を感じるケースが増えます。今月のご相談では、職場の人間関係に関するお悩みが35%と最も多く、ハラスメントや仕事内容への不満と合わせると、職場環境に起因するご相談が全体の約85%を占める結果となりました。
4月に多かったご相談の傾向

最も多かったのは「職場(人間関係)」の35%です。新年度の人事異動で上司や同僚が変わり、「前の職場では普通にできていたことが、新しい環境では通じない」「新しい上司との関係がうまくいかない」といったご相談が相次ぎました。4月という月は、関係性を一から構築しなければならないため、精神的な消耗が特に大きくなりやすい時期です。
次いで多かったのが「職場(ハラスメント)」の24%です。新年度に入ってから叱責や無視、過度なプレッシャーが始まったというご相談も目立ちました。「新しい環境だから仕方ない」と我慢を続けることで、心身への影響が大きくなるケースも少なくありません。
「職場(仕事内容)」は20%でした。昇格や異動に伴い業務内容が大幅に変わり、「自分には合っていない」「このまま続けていく自信がない」というご相談が見られました。新年度の期待と現実のギャップが、退職を考えるきっかけになっているようです。
「体調不良」は11%。4月の環境変化によるストレスが身体症状として現れ、「出社できない日が続いている」「病院で適応障害と診断された」というご相談もありました。体調が悪化してからでは回復にも時間がかかるため、早めのご相談をお勧めします。
制度面でお伝えしたいこと
退職を決意された方や、休職・退職を検討されている方に知っておいていただきたいのが、社会保険からの給付金です。在職中に健康保険に加入していた方が、一定の条件を満たすと退職後も給付金を受け取れる場合があります。
また、退職後には失業給付(雇用保険)も受け取れる可能性があります。給付金と失業給付は同時に受け取ることはできませんが、順番に受給することで、退職後の生活を一定期間支えることができます。受給期間や金額は在職期間や給与額によって異なりますので、まずはご自身の状況を確認されることをお勧めします。
手続きには期限があるものもあり、退職後に時間が経つほど受け取れる可能性が下がるケースもあります。「自分は対象になるのか」「いくら受け取れるのか」が気になる方は、お気軽にご相談ください。
なお、3月・4月は「すでに次の就職先が決まっている」「副業を引き続き続ける予定がある」という方からのご相談も多くいただきました。残念ながら、退職後に就労・就職が確定している場合や、副業などで継続的な収入がある場合は、給付金・失業給付の対象外となります。「もらえると思っていたのに対象外だった」というケースを防ぐためにも、申請前に必ずご自身の状況をご確認いただくことをお勧めします。
お悩みを抱えている方へ
新年度の環境変化は、誰にとっても少なからずストレスになるものです。しかし「慣れれば大丈夫」と思いながら限界まで頑張り続けてしまう方も多く、気づいたときには心身への影響が深刻になっているケースもあります。
「辞めたいけど、辞めた後が不安」「給付金のことが気になるけど、どこに相談すればいいか分からない」そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。退職前の準備から、給付金の受給終了まで、一緒に考えます。




