2026年9月にお寄せいただいた退職のご相談を、内容ごとに集計しました。9月は「職場(人間関係)」が33%で最も多く、続いて「職場(ハラスメント)」が20%、「職場(仕事内容)」と「体調不良」がそれぞれ15%でした。8月に大きく増えた体調不良のご相談は落ち着きましたが、人間関係のご相談は3か月続けて増えています。
秋の連休をはさんで下期が始まり、異動や担当の変更があった職場も多い時期です。「このまま年内まで続けられるだろうか」と、年内の退職を具体的に考え始めた方からのご相談が目立った1か月でした。
2026年9月に多かったご相談

職場(人間関係):33%
7月、8月に続いて最多で、割合も少しずつ増えています。「下期から上司が変わり、顔色をうかがう毎日になった」「連休明けに出社した瞬間、また同じ空気に戻ってしまった」というご相談が中心です。相手が変わらない以上、自分が離れるしかないと気づいた方が、年内という区切りを意識し始めています。
職場(ハラスメント):20%
8月の25%からは減りましたが、引き続き2割を占めています。人手不足のなかで特定の人に仕事と叱責が集中する状況は変わっておらず、「周りも見て見ぬふりで、相談できる相手がいない」という声が目立ちました。長く我慢してきた方ほど、限界が来てから一気に相談に至る傾向があります。
職場(仕事内容):15%
8月の20%から減りました。仕事そのものへの不満というより、「責任だけが増えて、評価や給与は変わらない」「下期の目標を聞いて、続ける気力がなくなった」といった、将来が見えないことへのご相談が増えています。
体調不良:15%
8月の19%からは落ち着きましたが、例年の5%前後と比べると高い水準が続いています。眠れない、朝起き上がれない、気分の落ち込みが続く、といった症状を抱えたまま働いている方からのご相談で、すでに通院を始めている方も少なくありません。
「涼しくなれば楽になると思っていたのに、変わらなかった」「夏の疲れが抜けないまま、下期が始まってしまった」——今月は、そうした声に多く触れました。
年内の退職を考えている方へ、知っておいてほしいこと
退職を考えるとき、いちばんの不安は「辞めたあとの収入」です。条件を満たせば、退職後にも受け取れる給付金(社会保険からの給付金)があり、療養しながら生活を立て直す助けになります。その後は雇用保険の失業給付につなげることもでき、順番と切り替えのタイミングを押さえておくと、収入の空白をつくらずに次の準備ができます。
年内の退職を考えている方は、10月が準備の分かれ道になります。体調に不調が出ている場合は、退職を決める前に一度受診しておくこと、そして社会保険や雇用保険の加入期間を確認しておくことが、在職中にしかできない準備です。11月に入ると病院や役所の予約が取りづらくなり、年末年始はすべてが止まります。「いつまで働くか」「どの順番で手続きするか」を10月のうちに整理しておくと、慌てずに進められます。
年内という区切りがまだ決まっていなくても構いません。まずは「自分はいくら受け取れるのか」を知るところから始めてみてください。
お悩みを抱えている方へ
人間関係のつらさは、周りからは見えにくく、「自分が気にしすぎなのでは」と抱え込んでしまう方がとても多いです。けれど、毎朝会社のことを考えて気が重くなる状態が続いているなら、それは環境を変えてよいサインです。
対象になるか分からない段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。




