2026年10月にお寄せいただいた退職のご相談を、内容ごとに集計しました。10月は「職場(ハラスメント)」が25%で最も多く、続いて「体調不良」が21%、「職場(人間関係)」が20%、「職場(仕事内容)」が14%でした。9月まで3か月続けて最多だった人間関係のご相談は落ち着き、代わりにハラスメントと体調不良が増えています。
10月は「年内に退職するかどうか」を決める方が多い月です。10月末や11月末の退職日を見据えて、「いつ会社に伝えるか」「辞めたあとのお金はどうなるか」を具体的に相談される方が目立ちました。
2026年10月に多かったご相談
職場(ハラスメント):25%
9月の20%から増え、今月の最多になりました。下期に入って体制が変わり、「新しい上司から人前で叱責されるようになった」「できない人扱いをされ、仕事を外された」というご相談が中心です。会社の相談窓口に話しても変わらなかった、という方が多く、年内という区切りで離れることを決めた方からのご相談が目立ちました。
体調不良:21%
9月の15%から増え、8月の19%を超えて今年いちばん高い割合になりました。眠れない、朝起き上がれない、通勤の途中で動悸がする、といった症状を抱えたまま出勤を続けている方からのご相談です。すでに通院している方のほか、「受診したほうがいいと分かっているが、どこに行けばいいか分からない」という段階の方も増えています。
職場(人間関係):20%
7月から9月まで3か月続けて最多でしたが、10月は33%から20%に落ち着きました。内容は「特定の人と顔を合わせるのがつらい」「職場で孤立している」といったもので、変わっていません。割合が下がったのは、人間関係のつらさが、ハラスメントや体調不良として表に出る段階に進んだ方が増えたためだと感じています。
職場(仕事内容):14%
9月の15%とほぼ同じ水準です。「人が減って一人あたりの業務が増えた」「責任だけが重くなり、評価は変わらない」といったご相談が続いています。
そのほかのご相談は12%で、9月の7%から増えました。「すでに退職してしまったが、今からでも受け取れる給付金はあるか」「他のサポートと迷っている」といった、退職そのものではなくお金や手続きに関するご相談が含まれています。
「このまま年を越せる気がしない」「12月まで持たないかもしれない」——今月は、そうした切迫した声に多く触れました。
年内の退職に向けて、11月に知っておいてほしいこと
退職を考えるとき、いちばんの不安は「辞めたあとの収入」です。条件を満たせば、退職後にも受け取れる給付金(社会保険からの給付金)があり、療養しながら生活を立て直す助けになります。その後は雇用保険の失業給付につなげることもでき、順番と切り替えのタイミングを押さえておくと、収入の空白をつくらずに次の準備ができます。
11月末や12月末の退職を考えている方は、11月が最後の準備期間です。体調に不調が出ている場合は、退職日を決める前に受診を始めておくこと、社会保険と雇用保険の加入期間を確認しておくことが、在職中にしかできない準備です。12月に入ると病院や役所の予約が取りづらくなり、年末年始はすべてが止まります。「辞めてから考える」では間に合わない手続きがあるため、退職日より先に、準備の順番を整理しておいてください。
「受診したいが、どこに行けばいいか分からない」という方もご安心ください。通院の負担を抑えられるオンライン診療という選択肢もあり、ご購入いただいた方には、受診先の考え方からご案内しています。
年内という区切りがまだ決まっていなくても構いません。まずは「自分はいくら受け取れるのか」を知るところから始めてみてください。
お悩みを抱えている方へ
ハラスメントや体調不良を抱えながら、「自分が弱いだけ」「もう少し頑張れば」と踏みとどまっている方がとても多いです。けれど、毎朝会社のことを考えて体が重くなる状態が続いているなら、それは環境を変えてよいサインです。
対象になるか分からない段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。




